堀@香川大学経済学部です。 semnet において信頼性と尺度の項目数に関して興味深い議論と論文への参照がありました。 尺度を構成する項目数は少ないほうがいいのか多い方がいいのか。 http://bama.ua.edu/cgi-bin/wa?A2=ind0602&L=semnet&D=0&T=0&P=26699 少なくていいということですが、参照文献を読んでください。古典的テスト理論からするとびっくりですね。 尺度の性質(formative, reflective)によって必要な妥当性は違ってくるようです。 http://bama.ua.edu/cgi-bin/wa?A2=ind0602&L=semnet&D=0&T=0&P=26801 Streiner, D.L. (2003a,b)の論文が興味深い。 これと併せて、 MacKenzie, Scott B.; Podsakoff, Philip M.; Jarvis, Cheryl Burke(2005). The Problem of Measurement Model Misspecification in Behavioral and Organizational Research and Some Recommended Solutions. Journal of Applied Psychology. 2005 Jul Vol 90(4) 710-730 要約 http://content.apa.org/journals/apl/90/4 測定モデルにおいてformative とreflective を間違って指定したときの影響をモンテカルロ法で確かめているほか、 formative, reflective 別の尺度作成法を説明している。 ---- 堀 啓造(香川大学経済学部) home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。