[fpr 2955] 重回帰分析の新しい変数選択法

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

重回帰分析において、総当たり法(調整済みR2, Cp), stepwise よりもよいアルゴリズムが開発されている。

Jamie D. Mills, Stephen F. Olejnik, George A. Marcoulides(2005).
The Tabu Search Procedure:An Alternative to the Variable Selection Methods
 	 	Multivariate Behavioral Research, Vol. 40, No. 3: pages 351-371.
http://www.leaonline.com/doi/abs/10.1207/s15327906mbr4003_4
に要約がある。

この前の論文で、総当たり法で調整済みR2やCp を使うよりstepwise のほうが結果がいいらしい。この論文ではそ
れよりもTabu searchがいいとのこと。遺伝子アルゴリズムをつかっているとのこと。fortran や excel vba や 
sasマクロのプログラムを作っているとのことだがネット上では公開されていないようだ。

総当たりを信じていたのにこういう結果があるとは。

話題川って
朝日新聞の今日の社説に「数学の力 先細りさせないために」という論説が載った。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
このアドレスは当日用なので後日みるときは社説を追っかけてください。

内容は数学のちからとくに統計学の研究者が少ないことをいっている。みなさんがんばってください。

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堀 啓造(香川大学経済学部)
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