fprのみなさま はじめまして。 東京大学大学院 繁桝研究室D1の岡田と申します。 fprはもう4年以上購読して、勉強させていただいておりますが 投稿は初になります。 この夏、当研究室を中心に開催します、 「第1回認知・行動・計量セミナー」のご案内を させていただきたく、メールを差し上げました。 当研究室では、毎夏他研究室と合同で ゼミ合宿を行っておりました。 昨年も、繁桝研究室だけではなく、 筑波大,千葉大,早稲田大学などなど 他大の研究室からもたくさんの先生・学生の 方々に参加していただきました。 どうもありがとうございました。 今年は、伝統の合宿をさらに発展させ、 「第1回 認知・行動・計量セミナー」として、 ひろく開催の運びとなりました。 本年、私が事務局を務めさせたいただくことに なりましたので、ここにご挨拶さしあげますと共に、 ご案内を申し上げます。 日時と場所は以下の通りです。 日時:8月2日(水)〜4日(金) (2泊3日) 場所:リステル猪苗代 (http://www.listel-inawashiro.jp/) 趣旨及び詳細につきましては、以下に引用いたします 案内をご覧いただければ幸いです。 ご関心がおありのかた、及びご参加を希望される方は、 おそれいりますが7/10(月)までに、事務局 cbm (at) bayes.c.u-tokyo.ac.jp まで、ご一報いただきますよう、お願い申し上げます。 もちろん、既にお申し込みいただいた方は結構です。 既に多数のお申し込みをいただいております。ありがとうございます。 ぜひ、fprの皆さまのご参加もお待ちしております。 (以下 案内文) -------------------------------------------------- 第1回 認知・行動・計量セミナーの案内 行動主義に対して,その偏りを指摘し,認知革命が起こったのは既に 過去のことである.意識を含む認知について,行動データから研究す るのは当たり前のことであろう.また,質的データか計量データかと いう択一的な問題提起も意味を持たない.計量化すると本質を逃す こともあるだろうし,そもそも,仮説のヒントを得る源は,数値化した 計量データではないことが多いであろう.しかし,データからの推論や 理論的発展の点から計量データを志すことの意義は大きい.研究の 種類や局面によって質的データも計量データも共に重要な役割を果た す.要するに,認知,行動,計量の3者について,対立的に考えること ではなく,これらを総合する研究を志向することが本セミナーの基本 姿勢である. セミナーは,研究者,あるいは,将来研究者になろうとするものが集ま り対等の立場で,こころに関する基本的な疑問を提示し,互いに答えを 見出そうと努力し,あるいは,そのための方法に習熟することを目的と する.情報や文献収集の良い機会でもあるが,権威の引用によって提 示された基本的な問題を明らかになったとするのは本セミナーの取る 態度ではない. 本セミナーは学会とつながりを持たず,したがって,参加資格は厳密で はない.基本的に,研究者を目指すものは誰でも(心理学ではなくても) 参加できる.しかし,設備の関係で制限があるので,従来繁桝研究室 の夏合宿に参加していたもの,あるいは,その参加者の推薦を受けた ものを優先する.それでもセミナーに受け入れる余裕がある場合に一 般からも参加を募集する.参加希望者は事務局 (cbm (at) bayes.c.u-tokyo.ac.jp)まで連絡されたい. セミナーは基本的に以下の3つの活動からなる. (1) ワークショップ(WS): 二コマで完結するWSを8つくらい用意する. (企画があればこれも事務局までお願いします.学生の企画も歓迎します.) 4つのWSが並行して開催されるが,セミナー参加者は,二つのWSに 参加できることになる. (2) ポスター発表: 秋に向けて学会発表などのリハーサルとして,ポスターにて研究を発表する . (3) 全体講演: 興味深い心理学の最新の話題についての講演. これらの参加は自由.参加しない場合の時間帯は,テニスやハイキングなどが 可能である. 発起人 大山正,竹村和久,牧野順四郎, 宮埜寿夫,山田寛,繁桝算男(代表幹事) 事務局 岡田謙介 第1回のセミナーの計画は以下のとおりです。 1.期日 平成18年8月2日(水),3日(木),4日(金) 2.場所 リステル猪苗代 3.参加費 交通費,ホテル代は自己負担.そのほかに,参加費3,000円 4.プログラム(暫定) 日程 午前 午後 夜 8月2日(水) WS(1) 全体講演 party 8月3日(木) WS(1) WS(2) ポスター発表 party 8月4日(金) WS(2) WSは、現在以下のようなテーマが考えられている。 (()内はオーガナイザー. 別の企画がありましたら,事務局まで提案してください) ・表情の心理学(山田,日大) ・色彩の心理学(大山) ・社会的判断と意思決定の分析技法(竹村,早稲田大学) ・R で学ぶ統計学の基本(繁桝,東大) ・妥当性論究(繁桝,東大) ・Biplotsの基礎(宮埜,千葉大) 参加を希望される方は,以下の項目について記入し,事務局までお知らせください. (1) 氏名 (2) 所属 (3) 推薦者 (4) 参加予定日 (5) 参加もしくは開催希望のワークショップ (6) その他 -------------------------------------------------- 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系 認知行動科学大講座 繁桝研究室 日本学術振興会 特別研究員 NPO法人数理の翼 理事・セミナー実行委員長 岡田 謙介(OKADA Kensuke)
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