[fpr 3031] 妥当性シンポジウム(9月9日)のご案内

南風原朝和

fprの皆様

南風原@東大教育心理です。

このメーリングリストでも,妥当性に関する議論が何度かなされています
が,このたび,日本テスト学会の企画で,9月9日(土)に,下記の要領
で「妥当性の概念と検証方法」に関するシンポジウムを開催することにな
りました。

学生・院生の方は無料です。事前の申し込みは不要ですが,参加予定の方
は南風原(haebara (at) p.u-tokyo.ac.jp)宛て,一言「参加予定です」とご連
絡いただけると助かります。

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日本テスト学会企画 公開シンポジウム
『テストの妥当性の概念および検証方法の新たな展開』

【企画の趣旨】
 テストにおける最も重要な概念が「テストの妥当性」であることは,誰しも
認めることでしょう。しかし,その重要な概念の定義は,人により,時代によ
ってさまざまであり,また常に従来の考え方に対する批判が生まれ,新たな考
え方が提案されています。今回のシンポジウムでは,まず,新進気鋭の教育心
理学者である村山航氏に,妥当性概念の展開について詳しく解説していただき,
妥当性をどのようにとらえたらよいのかを考えるうえでの基盤づくりをしたい
と思います。
 「テストの妥当性」は,テストをどのように作成するか,統計データに基づ
いて尺度をどのように構成するかに決定的に依存することは明らかです。そこ
で,心理測定学・心理統計学の専門家である村上隆氏には,特に複数の下位概
念からなる構成概念を測定する際の尺度構成の方法について,新たな提案をし
ていただく予定です。
 最後に,企業における人事アセスメントに長く携わってこられた舛田博之氏
には,人事アセスメントにおいて行われてきた妥当性検証の実際と,そこで蓄
積される妥当性データのメタ分析についてご紹介いただきたいと思います。
 今回は,通常の学会シンポジウムよりも,個々の話題提供の時間をたっぷり
ととり,妥当性の概念および検証方法について,じっくりと学び,意見交換を
する場としたいと考えております。ぜひ多くの方にご参加いただきたく,ご案
内申しあげます。
                            
【開催要項】
日時:      2006年9月9日(土)14:00〜17:00(受付開始 13:30)
場所:      東京大学本郷キャンパス 赤門総合研究棟A200番教室
         (http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_02_j.html)
司会:      石井秀宗(東京大学)
話題提供:    村山 航(東京工業大学/日本学術振興会)
          「妥当性概念の展開」
         村上 隆(名古屋大学/中京大学)
          「テストの作成と妥当性検証−データ解析の視点から」
         舛田博之(リクルートマネジメントソリューションズ)
          「人事アセスメントにおける妥当性検証とそのメタ分析」
解説・指定討論: 南風原朝和(東京大学)
参加費:     学生・院生は無料
         その他は,日本テスト学会会員1,000円,非会員2,000円
         事前の申し込みは不要です。

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南風原朝和  haebara (at) p.u-tokyo.ac.jp


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