堀@香川大学経済学部 さん > > 村上宣言寛『心理尺度のつくり方』北大路書房 (2006) > を献本していただきました。 > いたるところで村上爆弾が炸裂し、楽しく読むことができました。 かなり控えめに書きました。あまり売れないと困るので、普及書と専門書の中 間のタッチで書いたところがあります。古い原稿の焼き直しが多く、大した事 は書いていないです。分かっていると思いますが。 > > 書きかけたところで、日本教育心学会総会にでて、北大路書房の担当の方と お会いしました。 > すでに誤植をいくつか見つけていたようですが、さらに追加しておきました。 数式中心に誤植 > というのか校正漏れがあるようです。 本人の書き間違い、校正漏れ、校正しても印刷所の間違いなど、多重間違いで す。TeXを使う印刷所にしろと言ったのですが、取引していないそうです。数 式だけは注意しろと言ったのですが、予想通りひどかったです。 ギリシャ文字、数式のレイアウトが信じられないほど醜いのです。これでもだ いぶ直させたのです。フォントの汚さはどうしようもありません。 > > p21 下から7行目 知能偏差値→知能指数 著者の書き間違い。「知能偏差値」はもう使っていないですね。 > p24 一番上の式 raaj= の分母 31→1 確か校正の時は正しかったのですが、その後、誤りが混入したと思います。 > p42 下の方の r= の式 分母 rのバーをとる。分子-後ろの項のrのバーをと る。 ? これはFeldtとBrennanからの引き写し。これで一致。 > p42 下から3行目 添え字 xixj'→xjxj' 2行目? > p49 下から3行目の式 分母なし(すでに修正されていた) 校正の時は分母があったんです。本を見てビックリしました。印刷所に「タマ ネギ大賞」を贈りたいです。 > p71 上から9行目の式 σ→σj (こっちのほうがいいはず) そういえばそうですね。ただ、自明の時は省略してます。σの字体も汚いでし ょう。ゾッとします。 > (北大路書房のほうでは他に数式が挙がっていた。) 見ていないです。売り上げ目標の10冊は達成したし、書き逃げ準備中です。 > 好みの問題だけどビッグファイブの命名で知的好奇心→知的柔軟性 のほう がいいように思 > う。opennessはそんなイメージ。 > 一般向きで誤解が生まれない用語として「知的好奇心」を選びました。一度決 めた言葉を変更するのは大変です。一応、ソフトはすべて直しました。本は不 良在庫の山ですから直せません。 > > コメントを書こうとしたら帰る時間になりました。また時間があれば書きま す。でないと書評 > にはならない。 無理に書評を書かなくても良いですよ。こちらも今日は会議二つ。 -------------------------------------- 村上宣寛 〒930-8555 富山市五福3190 富山大学人間発達科学部 TEL/FAX 076-445-6367 (2006年度より) E-mail: murakami (at) edu.u-toyama.ac.jp HP:http://psycho01.edu.u-toyama.ac.jp/ --------------------------------------
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