岡本@日女大心理学科です。 研究と診断という観点で見てみることもできると思います。 >しかし、彼らに言わせると日々の臨床とは、どこまでクライエ >ントの心理を了解できるかに挑む作業であり、アセスメントも >了解の手段だと...。 これは診断と考えるべきものです。咳をしている患者に対して 医者は 「風邪か?結核か?あるいは??? 風邪だとしてどの風邪か?」 という診断を行い治療法を決めます。診断の方法はケースバイケースで 臨床医としての経験に基づいたノウハウによって診断が行われます。 診断とは別に、風邪とはどのような原因でおこるものであるのかという 因果関係などの科学的探究は研究であり、そのための研究法は分野に応じて 工夫されています。 診断法と治療法のノウハウを求めている学生に、科学的研究法はこのように 行いますと説明してもどうかと思います。 日本女子大学心理学科 岡本安晴
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