岡本@日本女子大学です。
BASICが簡単という解説があり読んでみましたがちょっと同意できない点があり
このメールに書いてみました。
日経パソコン3/12号にプログラミングの楽しさを説明する記事(p.189)が
載っていて読んでみました。まずは、BASIC(現在の主流はVisual Basicと説明されている)で
楽しむことが薦められています。理由はBASICが一番簡単であり、それを示すサンプルとして
以下のコードが載っています。
1000 A=123
1010 B=A*2
1020 PRINT B
1030 END
しかし、これをVC++で書くと(.Net版)以下のようになります。
int a = 123;
int b = a*2;
Console::WriteLine(b);
Console::ReadLine();
return 0;
C++の場合return文で実行終了ですが、そうすると表示されたコンソールウィンドウが
消えてしまうのでConsole::WriteLine()を実行してリターンキーが押されるのを待つように
しています。
先のBASICと比べてC++の方が特別難しいとは思われません。あまりBASICの方が
易しいということに固執せず、C++の易しい使い方すなわちBASICと同じように使えること
に注意して、Visual BasicよりVisual C++を薦める方がこれからプログラミングを学習しよう
という若い人にはよいのではと思っております。
もうすでにBASICにどっぷりと浸かってしまっている人たちは敢えてBASICを離れる
理由はないかも知れませんが。岡本は、仕事ではDelphiを愛用しています。
日本女子大学心理学科
岡本安晴
追伸: VC++の簡単な入門をホームページ
http://www.ikuta.jwu.ac.jp/~yokamoto/openwww/cpp/
に用意しております。
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。