[fpr 3120] クロス集計表カイ2乗値、p値、効果量、AIC一括リスト

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。

報告書などのやっつけ仕事で、クロス集計表を大量につくることがある。探索的に研究
するときもそういうことがおきる。このとき、CATDAPが便利だが、あまり津割れていな
いようだ。おそらくAICで評価することに恐れをいだいているのではないか。

今回、2元クロス集計表のカイ2乗値、p値、効果量、AIC一括リストするSPSSマクロを
作成した。
SPSSのシンタックスは
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki26.html#262
にある。マクロは
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/spss.html#crossstatm
にある。
出力例は 
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/crissaic.pdf
および
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/crosseffectsize.pdf
にある。p値および効果量をすぐ参照できるので便利であろう。このカイ2乗値3兄弟
の類似性と差異をチェックするのもいいだろう。

一般に有意差があることが前提であるから、p値をまず見る。→効果量が十分に大きい
か検討する→他の組合せとの比較するとき自由度が異なる場合はAICを参考にする。

処理例は6400という大きなサンプルである。こんなとき1%水準で有意であったとして
もそのまま考察の対象にならないだろう。
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki26.html#262
ここにある結果を見て欲しい。効果量は小にもならない。

一度にリストし、効果量順、AIC順にも並べるので考察するのに便利である。

ところで、機種更新が3月にありました。まだcgi をちゃんと動くように設定できてい
ない。見苦しい表示もあるが我慢してください。

----
堀 啓造(香川大学経済学部)
home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/



スレッド表示 著者別表示 日付順表示 トップページ

ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。