堀@香川大学経済学部です。 報告書などのやっつけ仕事で、クロス集計表を大量につくることがある。探索的に研究 するときもそういうことがおきる。このとき、CATDAPが便利だが、あまり津割れていな いようだ。おそらくAICで評価することに恐れをいだいているのではないか。 今回、2元クロス集計表のカイ2乗値、p値、効果量、AIC一括リストするSPSSマクロを 作成した。 SPSSのシンタックスは http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki26.html#262 にある。マクロは http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/spss.html#crossstatm にある。 出力例は http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/crissaic.pdf および http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/crosseffectsize.pdf にある。p値および効果量をすぐ参照できるので便利であろう。このカイ2乗値3兄弟 の類似性と差異をチェックするのもいいだろう。 一般に有意差があることが前提であるから、p値をまず見る。→効果量が十分に大きい か検討する→他の組合せとの比較するとき自由度が異なる場合はAICを参考にする。 処理例は6400という大きなサンプルである。こんなとき1%水準で有意であったとして もそのまま考察の対象にならないだろう。 http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/spss/tokidoki26.html#262 ここにある結果を見て欲しい。効果量は小にもならない。 一度にリストし、効果量順、AIC順にも並べるので考察するのに便利である。 ところで、機種更新が3月にありました。まだcgi をちゃんと動くように設定できてい ない。見苦しい表示もあるが我慢してください。 ---- 堀 啓造(香川大学経済学部) home page http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/
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