[fpr 3124] 2つのタイプの効果量

堀啓造

堀@香川大学経済学部です。


Steinberg, Lynne; Thissen, David (2006). Using Effect Sizes for Research Reporting: Examples Using 
Item Response Theory to Analyze Differential Item Functioning. Psychological Methods. 2006 Dec Vol 
11(4) 402-415
http://content.apa.org/journals/met/11/4/402

によると2つのタイプの効果量がある。2つの平均値の差でいうと、d とr がそれになる。d は2群のサンプ
ルサイズの違いを反映しないが、r はサンプルサイズの違いを反映する。それぞれ利用法によって意味のある
ものであることを説明している。

ところで、Cohen の効果の大中小の基準はd を使っているのでrだと違ってくる。rの場合はサンプルサイズに
よって計算し直す必要がある。ただし、サンプルサイズの比率が0.3〜0.7のときはそれほど大きなバイアスで
ないのでそのまま使う手もありだそうだ。

私は実験群統制群の発想をたたき込まれたからdのほうが重要と思えるが、著者はrのほうが有用な場合をいろ
いろ挙げている。

dとrは機械的変換と思っていたので勉強になった。

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堀 啓造(香川大学経済学部)
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