岡本です。 柴山さん、レスポンス有難う御座います。 > つの経験値として、相関係数0.3を目安にするのは妥当かどうか」といったテーマ > で、岡本さんを初め、fprのみなさまのご意見をうかがえたらと思います。 答えにはなっていませんが、「実質的に意味があるのか」とか「目安にするのは妥当かどうか」 という問題は、データ分析の立場からはロス関数などを設定して量的に検討されるべきと 考えております。私が今具体的にこういう問題でこのようにロス関数を設定して検討すると こうなったということを考えているわけではありませんが、いつか機会があれば「実質的」とか 「妥当な目安」ということを量的に検討できるモデル設定を考えたいと思っております。 ちなみに、 I. J. Deary, 2001. "Intelligence: A very short introduction",Oxford, p. 94 (繁桝(訳)「知能」岩波書店、pp. 118-119)では、テストを用いることの効果を具体的に 156億1000万ドルとか書かれています。このように量的に示されると実質的とか 妥当ということが具体的に検討しやすいという気がします。 日本女子大学心理学科 岡本安晴
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