岡本@日本女子大学心理学科です。 > ここで気になるのが、2つの異なる条件であてはめた曲線に差があるのかを > どう判断すればいいのか、ということです ベイズ的に事後分布などで判断するのも1つの方法と思います。 最尤法によって、尤度比の検定やAICなどによる判断も考えられますが、 これらの理論的な前提には、データが同一の独立な分布に従う (iid; independent and identically distributed)ということが置かれていて、 漸近的(データが十分に多いとき)に成り立つ定理が導かれ、それによって 分析が行われています。 Psychophysicsの場合(階層的線形モデルもそのようですが)、特にデータ数が 十分に多くないということが問題にされ、ベイズ的方法が用いられることが あります。 ベイズ的方法でpsychometric functionを求めているものとして、 例えば、拙著「計量心理学」、培風館; ISBN 4-563-05893-9 などがあります。 日本女子大学心理学科 岡本安晴
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