[fpr 3188] 授業内レポート

ONODERA Takayoshi

広国大@小野寺です。

豊田秀樹 さんは書きました:
> 豊田秀樹@早稲田大学心理統計学です
> 
> fprの皆様
> 
> 私は文学部の学生に,統計学の講義をすることを生業としています.
> 文学部の学生に限らず文科系の学生さんに統計学を講義するのは
> 動機を維持させるのがたいへんな場合もあります.そこで私は今年から
> 授業内レポートというシステムを導入しました.たとえば90分の授業は
> 以下のようにタイムテーブルを組みます.
> 
> 15分間 講義1
>  5分間 授業内レポート配布・執筆開始(出欠確認)
> 15分間 講義2
> 15分間 先週の授業内レポートのよい例・悪い例の紹介
> 25分間 講義3
> 15分間 授業内レポート執筆(隣同士相談可)
>           提出

宇田光. (2005). 大学講義の改革 −BRDの提案−.  北大路書房
BRD(Brief Report of the Day : 当日ブリーフレポート方式)
も、その時間内にレポートを書かせるやり方ですが、豊田さんのは
それとも違うようですね。

以前は講義を面白く、わかりやすくすればよいという方向性しか
考えていませんでしたが、最近は講義形式の授業は動機付けも
学力もかなり高い学生にしか通用しないのではと思うようになりました。

どんなにおいしい料理を提供しても、満腹な客には食べてもらえません。
おいしい料理を作ることよりも、いかに客を空腹な状態にするかの
工夫の方を考えるように今は方針転換しています。

私も試行錯誤しているのですが、新しいやり方を試みても、どうしても
5〜10%程度ほど乗ってこない学生がいて四苦八苦しています。人は
それぞれですから、万人に通用する方法があるというよりも、これが
正常なことなのかもしれませんが。
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724-0695 広島県東広島市黒瀬学園台555-36
広島国際大学
コミュニケーション学科
小野寺 孝義
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