[fpr 3219] R・公開審査・MCMC

toyoda (at) waseda.jp

豊田@早稲田大学です

柴山さん
私は4年前にSーPLUSとRを一緒に始めました.文法はほとんど同じですが,
1ヶ月でSーPLUSは一切やめました.初心者のうちはいいのですが,
「ほとんど同じ」というところが逆に仇になって効率が上がらないのです.
上手い例かどうか分かりませんが,ちょっとだけキー配列の異なったキー
ボードを交互に使うような気持ちの悪さがあります.あるレベルから負の
学習転移が生じるので,どちらかに特化する人が多いようです.
山田・杉澤・村井 (2008) 「Rによるやさしい統計学」はいい本ですよね.
でもむしろ柴山さんには 間瀬「Rプログラミングマニュアル」数理工学社
をお勧めします.現時点における最高峰でしょう.あるいは柴山さんなら,
いっそのことBRugs(MCMCです.これだけで文法が完結してます)
からやってしまうことも,ひとつの方法かもしれません.

緒賀さん
Windows Vistaは触ったこともないのでよくわかりませんが
最近の学生さんはPCに強い人が多く,XP用のインストール教材を
作っておいたら自分で何とかしていたようです.
ご紹介いただいた教材は素敵ですね.参考にさせていただきます.
ありがとうございます.時間があったらSASからRに乗り換えたように,
XPからリナックスに乗り換えてオープンオフィスにしたいのですが...
なかなか腰が重くて..

奥村さん
貴方のHPは心理でRを勉強する人の間で,すでにかなり有名です.
たいへん丁寧で分かりやすい資料なので,深く広く勉強なさっている
のだなあといつも感心しています.臨床家の余技のレベルをはるかに超えている
ので,むしろ「心理統計を専攻すればよかったのに」と出身学部の
教員としては,ちょっと残念です.でも奥村さんのように統計に強い
臨床心理学者は,かえって貴重な存在なのですね.私の記憶では
たしか前の記事の川端氏とほぼ同学年でした.ということは
近々これまでの研究をまとめる段階にきてるのでしょう.
頑張ってくださいね.

栗田さん
Rを初めたきっかけが,わたしとよく似ていますね.
私信のメイルをありがとうございます.


いろいろな状況を鑑みるに必修ソフトをRに変更したことは
正しい選択であったと
信じてはいるのですが,GUIでないソフトに苦しむ学生さんや
SPSSを主体としている同僚達を見ると,早大心理は400人近い
大所帯なので,これで良かったのかと,ときどき弱気になります
でもあと2年頑張ると一応学生たちは皆Rの洗礼をうけるので
縦のつながりによるRの文化が早稲田の心理に出来るのではないかと
期待し,がんばろうと思います.返事をくださったみなさん
有難うございました.元気が出ました.


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