[fpr 3262] Macプログラミングのことなど

岡本安晴


 大学に申請したプロジェクトの予算の関係でMacを購入し
冬休みを利用して初めてMacを触っています。Macも
プログラミングが容易になったというような雰囲気のApple社の
ホームページや解説本にのせられたのですが、一般的状況は
初心者向けの情報提供が不親切であるというのが感想です。
 既成のアプリケーション、SPSSやSAS、あるいはRがあり、
それらはいろいろ情報が提供されています。私がここ数カ月で目を
通した統計関係の書籍は、3冊がRのコードが紹介されていました。
家では子供がRやGNU Plotを使っていて、エラーメッセージが出力された
ときなどには付き合わされることがあります。RやGNU Plotは横で見ていて
便利だと思いますが、私はVC++/CLRをメインにしてやっていこうという
気持ちです。準備をしておけば、VC++/CLRは使いやすいし、汎用の
プログラミング言語で必要なことがやれるということは大変便利であり、
また楽しいからです。しかし、VC++/CLRでWindowsフォーム
アプリケーションのプログラミングを行うのに必要な情報ははなはだ
不十分であると思います。私の場合はDelphiでの経験をもとにして
情報収集できましたが、ビジュアルなプログラミングが初めての人には
敷居は絶望的に高いのではと思います。
 上の状況はMacではさらにひどいと思います。大体、Macでの
プログラミングに関する書籍は本屋ではほとんど目にしません。Macは
単なる情報機器、AV機器に過ぎないのかと思ってしまいます。実際は、
MacはUnixマシーンとしてEmacsの操作のためのWindowと
コマンド入出力用のWindowsを同時に立ち上げてプログラミングを
楽しむことはもとより、Xcode(Visual Studioに相当するもの)により
Cocoaを利用したビジュアルなプログラミングができるのですが。

 昔と比べれば、汎用のプログラミング言語によるプログラミングの
利用が低調であるように感じています。プログラミング言語を
知らなくても、便利なアプリケーションがあるということですが、
もう少しプログラミングも関心を集めてもよいのではと思っています。

 大学生の(C++)プログラミング学習のためのMacでのプログラミングに
関する書籍、あるいはVC++/CLRによるWindowsフォームプログラミングに
関する書籍が不十分であるという気持ちです。

日本女子大学心理学科
岡本安晴





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