SPSSは15まででアップデートを止めています。 毎年のアップデートに予算的に対応しきれなくなったのが一番の理由ですが, 16以降のファイル仕様の変更で,これまでの蓄積がどこまで継承できるか不安でした。 それ以前のバージョンでも,バージョンが違うとデータすら読めないことが実際にはあるようです。 サポートに問い合わせたところ,データファイル(sav)についても, 保存したバージョンより上位バージョンで読める保証はないという話でした。 組織ごとすべて常に最新バージョンにアップグレードしていけばよいのでしょうが, そんなことはとうてい不可能なので,まだ,ある程度互換性が取れる15までにしています。 (ちなみにAMOSについてもSPSS11あたりで作成したsavファイルを読ませると, 不安定な動作をするケースがあるようです) ブランド名も変えるということは,いよいよ旧来の資産とは分かれていく意志の表明なのでしょうか。 岡田努
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。