岡本@日本女子大学 SPSSの記述統計量の場合、分散は不偏分散しか算出されないようですね。 不偏分散は統計モデルを想定した場合の推定量であるので、Predictiveな 立場のときは良いのですが、記述統計としてはサンプル数Nで割るのが 定義に合う値です。記述統計の立場と推測・予測統計の立場の違いは しっかりと認識しておかないとおかしくなるのではと思います。 ちなみに、テキストファイルからデータを読み込み、記述統計量を 算出してテキストファイルに書き出す簡単なVisual C++プログラムを http://mcn-www.jwu.ac.jp/~yokamoto/openwww/cpp/samples2009/ に用意しました。これからC++プログラミングを始める人の参考になれば と考えた次第です。 日本女子大学心理学科 岡本安晴 > -----Original Message----- > From: Keizo Hori [mailto:hori (at) ec.kagawa-u.ac.jp] > Sent: Thursday, April 09, 2009 1:19 PM > To: fpr ML > Subject: [fpr 3293] PASW? > > 堀 啓造@香川大学です。 > > SPSSの17.02パッチファイル公開の知らせとともにSPSSが改名したという連絡 > が > きた。 > PASW (Predictive Analytics Software)と名前を変更した。 > 細かくは http://www.spss.co.jp/software/rebrand/ > のガイドを参照してください。 > > メーリングリストのspss-xでも大騒ぎになってます。 > SPSS now called PASW > http://listserv.uga.edu/cgi-bin/wa?A1=ind0904&L=spssx-l#32 > > 私は大学の学術情報センターのコンピュータがリプレイスされるまではspss > と言 > い続けることになるのであと2,3年は基本的にそのままです。 > > この問題、ブランド資産をどう考えるか、コンセプトをどうするかの対立です > ね。いままでに解説書がいっぱいあることからみてこの変更は当面はマイナス > で > しょう。しかし、毎年バージョンアップしているところもそれほど多くはなさ > そ > うなので悪い影響は新規ユーザの問題になるでしょう。 > > 17.02を起動するとPASWの看板がでます。windowユーザにとっては重要なパッ > チ > がされているのでパッチすべきでしょう。 > とくに、図表が多い場合に表示がされない場合があるという難点がどうやら克 > 服 > されたみたいです。 > パッチの内容は > http://www.spss.co.jp/techsupport/tech-info/spss/000653.html > を参照してください。日本語ではないらしいです。 > > パッチファイルのダウンロードは結構時間がかかって、大学で午後5時という > 最 > 悪時間帯に実行すると1時間以上かかってしまいました。家では実感20分く > ら > いでしょうか。 > > パッチファイルは > http://www.spss.co.jp/techsupport/tech-info/spss/000653.html > にあるのですが、よけいなことをいっぱいかいてありあっちこっちリンクがは > っ > てあってうっとうしいです。結局最後のほうに > >■ パッチファイルのダウンロード: PASWStats17.0.2WindowsPatch.exe (約 > 820 > MB)( http://esd2.spss.com/u/Patch/PASWStats17.0.2WindowsPatch.exe ) > > とあるのです。 > > 香川大学経済学部 > 堀 啓造 > > http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/
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