[fpr 3327] やはり検定力分析はすべきです!

豊田秀樹

fprのみなさま

ご無沙汰いたしております
豊田秀樹@早稲田大学心理学教室です

日本心理学会第73回を来週に控え、心理学関係の
先生方は準備に余念がないことと拝察いたします。

早稲田大学の豊田研究室では大回の第1日の午前中に
東京大学の南風原先生を指定討論者にお迎えして

題目:「やはり, 検定力分析はすべきです! -power to the people- 」
26日 9:30-11:30 清心館507

というワークショップを行います。統計的仮説検定の適切な利用の為には,
検定力分析は必須の過程であり,例えばCohen,Jによってその重要性が古くから
指摘されてきました。しかし現在のところ,心理・教育研究において検定力分析
の結果が報告されることは極めて稀です。そのような現状を変えて
検定力分析が当たり前のように使用されるようになることを願って
ワークショップを企画しました。ワークショップでは、たとえば
「柏木恵子先生・永久ひさ子先生 著
『女性における子供の価値 −今、なぜ子を産むか−』
1999年、教育心理学研究誌、第47巻 170-179.」
など、ほか、以下のリストに載っている
論文の統計的仮説検定を「勝手に」検定力分析して発表します。
検定力分析を併用するとどういうことになるのかを、実感してほしいのです。
多くの方のご来場を期待しています。

http://www.waseda.jp/sem-toyoda-lab/ttest.pdf


また同じ日の午後にも、筑波大学の服部環先生を指定討論者にお迎えして

「CANDY BOX SEM 〜最新SEMの理論と応用〜」
26日 12:30-14:30 清心館533

というワークショップを行います。
こちらにも多くの方のご来場を期待しています。
長文失礼しました



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 TOYODA Hideki Ph.D.,  Professor,                    Department of Psychology
 TEL +81-3-5286-3567  School of Humanities and Social  Sciences,
Waseda University
 toyoda _atmark_ waseda.jp   1-24-1 Toyama Shinjyuku-ku, Tokyo 162-8644 Japan
 http://www.waseda.jp/sem-toyoda-lab/
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