岡本@日本女子大学です。 以下のメールにおいて、VC++2010/CLRでは支援機能が働かないと 書きましたが、win32アプリケーションを作成するときは大丈夫です。 DirectX10のプログラムをVC++2010でビルド実行してみましたが、 問題なく動いています。私の持ち運び用ノートパソコンは古くて グラフィックボードが十分な性能を持っていないのですが、 それでも関数D3D10CreateDeviceAndSwapChainの第二引数に D3D10_DRIVER_TYPE_REFERENCEを設定しておけば動いています。 この再設定のときに支援機能が働きます。 岡本安晴 > -----Original Message----- > From: Yasuharu Okamoto [mailto:okamotoy (at) fc.jwu.ac.jp] > Sent: Friday, January 14, 2011 5:18 PM > To: fpr ML > Subject: [fpr 3422] プログラミングのこと > > > 岡本@日本女子大学です。 > > プログラミングについて日頃感じていたことが書かれている本に > 出会ったので、このメールで紹介したいと思いました。 > S. M. Lynch (2010). "Introduction to Applied Bayesian Statistics and > Estimation for Social Scientists" > では、プログラムはRのものが示されているのですが、 > 1.2 A note on programming, pp.5 - 6. > に、R, S, WinBugs, SAS, STATAより、具体的にはC/C++の使用が > 以下の理由によって勧められています。 > まず、UNIX上のCははるかに速いと書かれています。確認していませんが、 > Windows上でもC/C++の方が同じように速いのではと思います。 > また、C/C++の学習は難しくないと書かれています。Rが使えるなら > Cも使える。SASあるいはSTATAでプログラミングができるならCの学習は > 非常に容易であるとされています。 > SASやSTATAには豊富な関数が用意されているが、C/C++の場合も > 使用する関数群を作成しておけば、その後のプログラミングにおいて > 利用することができると書かれています。 > > 以上の理由の他に、私は次のことも指摘しておきたいと思います。 > C/C++を使用すれば、統計計算の他に実験制御用のプログラムも > 書けます。このことは、実験心理学の場合、大きなメリットです。 > 実験とデータ分析の両方を行う心理学研究者の場合、C++を使えば > 同じ言語で実験もデータ分析も行えるということになります。 > > 昔のコンソール・アプリケーション(DOS上でのプログラム)風のものを > 次のウェブサイト > http://y-okamoto-psy1949.la.coocan.jp/VCpp/vcpp2010Win32/simpleStat/ > に用意しています。 > C/C++プログラミングに関心をもたれたら一度チェックしてみて下さい。 > > なお、Visual C++の無料版はマイクロソフトのウェブサイト > http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/default.aspx > からダウンロードできます。これは、Visual C++2010ですが、 > VC++2010は.NETのプログラミングにおいて支援機能が働かないという > 不完全さがあります。1つ前のバージョンVisual C++ 2008の無料版は > http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/2008/product/express/ > からダウンロードできます。Visual C++2008は支援機能が働き快適に > プログラミングできます。 > > 日本女子大学心理学科 > 岡本安晴 > >
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