豊田さん: 教育測定の領域でよく知られている現象には名前がついています。 ピグマリオン効果、ホーソン効果、ハロー効果、フリン効果、回帰効果、天井効果・・・ On 2011/02/19, at 12:35, 豊田秀樹 wrote: > 一次変換による偏差値が、分位から知られる個人の位置のイメージから > ずれることがあるのは、比較的よく知られています。 これには何か名前がついているでしょうか? > 最初は(負の歪みが大きい時は)分位のイメージより高めに算出され > (極端な少数の負け組がみんなから負けを一手に背負っていた状態から) > あとから(歪みが小さくなって)分位のイメージに近づいたと > いうことですね。 この現象に「先頭集団効果(Leading-Group Effect)」と名付けてみようと思います。 マラソンで最初の頃によく先頭集団が形成されます。 50人参加のマラソンで30人の先頭集団ができると、 ちょうど中位(25-26位)の人も先頭集団に含まれることになります。 中盤では先頭集団がばらけ、中位の人がまさに中位に位置するようになると、 あたかも順位を下げたかのように見えるのになぞらえた命名です。 現象に名前がついていると、広まりやすくなり、説明がしやすくなると思います。 ------------------------------------------------------------------- 守 一雄@184-8588東京農工大学工学部(これだけで郵便が届きます。) kaz-mori[at-mark]cc.tuat.ac.jp 電話 042-388-7606(ダイヤルイン) 『DOHC』『KRproject』主催者 http://www.avis.ne.jp/~uriuri/kaz/ (URLを変更しました。) -------------------------------------------------------------------
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