[fpr 3495] 3肢選択・実験データの分析方法

Takashi Tsuzuki

fprの皆様

3肢選択・実験データの分析方法に関する質問です。よろしくお願いいたします。

4個の刺激(質問)項目があり,それぞれ3肢選択(A1,A2,A3)とします(被験者
内)。
3種類の実験条件があり,C1,C2,C3とし,それぞれ5名の実験参加者を割り当てます
(被験者間要因)。
つまり,実験計画としては,被験者間1要因(3水準)×被験者内1要因(3水準),
となります。

このデータを分析するには,ふつう,被験者間3水準×被験者内3水準の2要因分散分
析
を行えば良いように思われます(従属変数は,反応率)。

しかし,3肢選択は,互いに独立ではなく,3種類の反応率の合計は100%で,トレー
ドオフ
の関係ですから,分散分析の前提条件である,「独立性の仮定」に違反していると思
います。

そこで,ノンパラメトリックのカイ2乗検定を行うとします。
4個の質問項目ごとに,5名の実験参加者の選択度数から,3選択肢を比較するカイ2乗
検定
を行い,有意であれば,ライアン法で対比較を行うことは,問題ないはずです。

お尋ねしたい要点は,4個の質問項目に対する3選択肢の度数を,5名の実験参加者で
合計
して,全体として3肢に対する選択度数(4項目分,5名分)を比較するカイ2乗検定を
行っても問題はないかという点です。

ANOVAにおける被験者間・被験者内が混在した形に見えますが,上記の全体的なカイ2
乗検定
を行っても問題ないでしょうか(df=2)?
 次に,有意であれば,ライアン法による対比較をすれば良いはずです。

一方,被験者間要因であるC1,C2,C3条件相互の比較については,1要因分散分析を3回
繰り返せば良いと思います。

上記の分析が妥当であるか,教えてください。
よろしくお願いいたします。

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立教大学 都築誉史



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