fprの皆様 3肢選択・実験データの分析方法に関する質問です。よろしくお願いいたします。 4個の刺激(質問)項目があり,それぞれ3肢選択(A1,A2,A3)とします(被験者 内)。 3種類の実験条件があり,C1,C2,C3とし,それぞれ5名の実験参加者を割り当てます (被験者間要因)。 つまり,実験計画としては,被験者間1要因(3水準)×被験者内1要因(3水準), となります。 このデータを分析するには,ふつう,被験者間3水準×被験者内3水準の2要因分散分 析 を行えば良いように思われます(従属変数は,反応率)。 しかし,3肢選択は,互いに独立ではなく,3種類の反応率の合計は100%で,トレー ドオフ の関係ですから,分散分析の前提条件である,「独立性の仮定」に違反していると思 います。 そこで,ノンパラメトリックのカイ2乗検定を行うとします。 4個の質問項目ごとに,5名の実験参加者の選択度数から,3選択肢を比較するカイ2乗 検定 を行い,有意であれば,ライアン法で対比較を行うことは,問題ないはずです。 お尋ねしたい要点は,4個の質問項目に対する3選択肢の度数を,5名の実験参加者で 合計 して,全体として3肢に対する選択度数(4項目分,5名分)を比較するカイ2乗検定を 行っても問題はないかという点です。 ANOVAにおける被験者間・被験者内が混在した形に見えますが,上記の全体的なカイ2 乗検定 を行っても問題ないでしょうか(df=2)? 次に,有意であれば,ライアン法による対比較をすれば良いはずです。 一方,被験者間要因であるC1,C2,C3条件相互の比較については,1要因分散分析を3回 繰り返せば良いと思います。 上記の分析が妥当であるか,教えてください。 よろしくお願いいたします。 -------------------- 立教大学 都築誉史
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