fprの皆様 ごぶさたしております。金沢大学の岡田です。 SPSSのアクティベート(ライセンス認証)について注意した方がよいことがあり 身内でごそごそ言っていたのですが影響が大きい話なのでこちらにもポストいた します。 旧バージョン製品については,サポートのみならずアクティベーションそのもの を打ち切っています。 http://www-06.ibm.com/software/jp/analytics/spss/support/support_code.html によると現在アクティベーション(事実上のインストール)が可能なのはSPSS1 8以降です。 それ以前のバージョンのユーザは,たとえばPCの修復や移転などが生じても再イ ンストールすらできなくなっています。(もちろんライセンスの移動である認証 コードアップデートも中止されています)。 ご存じのようにSPSS15までとそれ以降では出力ファイルの形式などが大きく変 更になり,現行バージョンでは旧バージョンの出力は開くことができません。 旧環境を維持したい方,あるいは予算などの関係で新バージョンを購入できない ケースも多々あると思います。 Legacy Viewerというものが一応出ていますが,これは「見るだけ」で,エクス ポート機能がないので,他形式ファイルでの保存もできません。 コピペはできますが,Windows7 64bit上でコピペするとフリーズすることがあり ます(「管理者として実行」すれば大丈夫なようです) うっかり古いSPSSの環境を失ってしまった時は旧バージョンで作成した研究資産 も場合によって失われてしまいますので,ご注意ください。 (IBMになってから,どうも古いユーザを切り捨てるような対応に,正直,個人 的には企業イメージを相当悪くしています) 岡田努
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