些細な点に反応し、恐縮ですが。 そばのカロリーは、米飯とあまり変わりません。 そば乾麺の1人前は100g程度ですが、ゆであがりの重量変化率は260%程度で、260g。 100gあたりカロリーはゆでると減りますが、260 gのゆであ がりで300kcal内外だと思います。これに、身欠きニシンだったり、汁だったりのカロ リーが加算されます。かけそばで300kcalとして、てんぷらそばで 480kcal、かき揚げをのせると600kcal程度になります。 一方米飯は、普通のご飯茶碗にやや大盛りで1膳160gとして、270kcal。売っているお むすびが、だいたい100g見当で具材含めて170kcal程度で すから、2つ食べて340kcal。 つまり、per serving比較で「そばのカロリーが少なすぎる」ということはないのです。 また摂取後血糖値上昇の測度であるグリセリック指数(GI指数)では、白飯は高GI(ブド ウ糖を基準=100として70超)、つまり吸収が早いのに対して、食物 繊維含有が多いそばは比較的低GI(55以下)であって、「腹持ち」は客観的にはそばの 方が良いとされます。 もちろん、そばと白飯では一食あたりのサービング・ボリュームに個人差があり一様 に比較できませんし、食事ですから一緒に何を食べるかということにもよって満腹 感は違うものです。 しかし。「そばはカロリーがなく、腹持ちが悪い」ということ自体は、必ずしも正し くありません。 実は村上先生にとどまらず、こう思っていらっしゃる方は存外多い印象があります。 人はこうした言説を信じやすいものです。そう信じて食べると、実際にそばもすぐ に消化してしまい腹持ち悪くなるのかもしれません。 先生もおっしゃるとおり「何をやっても、人間が介在する限り」・・・です。 Cauitie Ocada / 岡田浩一 On 05/01/13 9:53, "psycho01 (at) edu.u-toyama.ac.jp" <psycho01 (at) edu.u-toyama.ac.jp> wrote: > >申し訳ないけど、蕎麦は食べないんだなあ。サイクリングで御岳を回っていた時、蕎麦屋 >だらけだったが、やっぱり食べなかった。まあ、カロリーが少なすぎてね。サイクリング >とか、ハイキングの時に食べても、腹保ちが悪くて。例外的に食べる時は、天ぷら蕎麦で >すね。蕎麦の場合、お金とカロリーも無相関です。そう言えば、家で我が奥様が作ってく >れる時は食べます。この時はニシンの煮物と長いものすり下ろしを乗せたニシン蕎麦かな。 >蕎麦なんかカロリーないものね。 > > - - - - - <<< SNIP >>> - - - - - > > >なにをやっても、人間が介在する限り、バックグラウンドに心理学が現れてきます。実証 >となると、ランダム化比較研究です。特に前向き縦断研究が大事です。私は引退しますが、 >心理学の人はこれから頑張ってほしいですね。 > > -------------------------- > > 村上宣寛 > > 〒930-8555 富山市五福3190 > 富山大学人間発達科学部 > TEL/FAX 076-445-6367 > -------------------------- >
ここは心理学研究の基礎メーリングリストに投稿された過去の記事を掲載しているページです。