[fpr 3630] 単純主効果の検定

南風原朝和

石井さん,fprの皆様

宮本・山際・田中 (1991) の,水準別誤差項を用いることに
ついての説明が参考になると思います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/62/3/62_3_207/_article/-char/ja/


ISHII Hidetoki さんからの引用:

> Date: Thu, 12 Sep 2013 17:47:34 +0900
> From: ISHII Hidetoki <ishii.hidetoki (at) b.mbox.nagoya-u.ac.jp>
> Subject: [fpr 3629] 単純主効果の検定
> To: fpr (at) psy.chubu.ac.jp (fpr ML)
> 
> fprの皆さま
> 
>  石井@名大教育です.
> 
>  単純主効果の検定について学生に聞いたところ,「ANOVA君」
> を使ってRでできるということを聞きました.先頃,ようやく送ら
> れてきた2012年度の教育心理学年報にもそのような記述がありました
> (p.71).
> 
>  実際に分析してみると,確かに被験者間要因については正しく単純
> 主効果の検定をしてくれました(2要因までしか確認してませんが).
> 
>  しかし,被験者内要因については,水準ごとにデータを区切った
> 分散分析の結果を表示するようです(少なくとも1B1W要因の分
> 析ではそうでした).
> 
>  「ANOVA君4.3.3」の技術情報にも確かに,
> > # 2)pro.fraction関数は,単純主効果の検定において誤差項をプールしない(水準別誤差
> 項を使用;サブセットに分散分析を再適用するのと同じ)
> と書かれています.
> 
>  被験者内要因についても,残差項はプールして算出しますし,
> その手続きを解説している書籍もあります(例えば,山内光哉
> 心理・教育のための分散分析と多重比較 サイエンス社 2008).
> 
> 
>  他のサイトに書くべきことかもしれませんし,すでに気づ
> かれていることだったかもしれませんが,学生の間に,被験
> 者内要因の単純主効果の検定はスライスデータの分散分析で
> 良い,という誤信念が定着しないことを願い,ここに書いて
> みました.
> 
> 
>  なお,被験者間要因の単純主効果は,phiaパッケージの
> testInteractions関数を使って,
> testInteractions(lmオブジェクト, fixed="x1", across="x2")
> のように設定して分析することも可能みたいです.
> 
> 
> 
> 
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> 石井秀宗(Hidetoki Ishii)
> 
> 〒464-8601 名古屋市千種区不老町
> 名古屋大学 大学院教育発達科学研究科
> TEL 052-789-2650
> http://psych.educa.nagoya-u.ac.jp/
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南風原朝和  haebara (at) p.u-tokyo.ac.jp


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