岡本安晴@日本女子大学です。 ポリコリック相関係数を算出する簡明なモデルとアルゴリズムに基づくプログラムを 作成してみました。 一応、ウェブサイト http://y-okamoto-psy1949.la.coocan.jp/bayesian/polychoric/ を用意しました。 カテゴリ変量の場合、相関係数に希薄化が見られますが、 例えば、 http://ci.nii.ac.jp/naid/110000976190 あるいは http://ci.nii.ac.jp/naid/110000976183 に報告しています。 希薄化前の潜在変量の相関係数がポリコリック相関係数ですが、 意外と簡単にポリコリック相関係数が求められることがわかりました。 項目反応理論を適用する前の各項目の因子構造を調べたり、 項目和を尺度値とする場合の各項目がカテゴリ変数であったりと カテゴリ変数の相関を求めることは心理尺度では基本的な統計量ですが、 PCによる計算が普及した現代では、カテゴリ変数は普通の相関係数ではなく ポリコリック相関係数を算出することが標準となる時代になったように思います。 横浜市在住 岡本安晴
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