日本心理学会第59回大会(琉球大学, 1995年10月) ワークショップ  

心理学研究の自己評価(2): 統計的検定は心理学研究に何をもたらしたか
   
要旨

基礎的統計解析の誤用問題を取り上げた昨年度のワークショップの発展として、
心理学研究における統計的検定の利用に関する方法論的問題を扱う。

今回は特に、(1)Fisher理論とNeyman-Pearson理論との対立点を正しく把握し、
(2)検定力分析に関するCohenらの主張の長所・短所を考察し、(3)研究結果の
一般化や研究計画立案における諸問題を討議することを主たる目的とする。 
通常の話題提供と指定討論にくわえ、パソコン通信ネットワーク上で議論され
た諸問題についての集約を行なう。参加者各自は、テーマに関係した著書や論
文別刷や諸報告や資料などを持ち寄り、情報交換を行なう。


   企画者       長谷川 芳典(岡山大学文学部)
   司会者       松井 孝雄 (新潟国際情報大学情報文化学部)
   話題提供者     南風原 朝和(東京大学教育学部) 発言要旨
   指定討論者     服部 環  (宇都宮大学教育学部) 発言要旨